たぶんお前に銘柄選択は難しすぎるから黙って分散投資しよう
こんにちは、悪口と資産運用が大好きな悪口投資家です。
前回の記事で「いつ(投資タイミング)」の話をしたので、今回は「何を(投資対象の選択)」の話をしていこうと思う。 進次郎話法で言えば、儲かりそうな資産を選択して投資すればよいが、果たして儲かりそうな資産を選択することはできるのだろうか? この問いに対する答えとしては、
- 個別銘柄レベルの選択は難しい
- 資産クラス単位でならある程度可能
個別銘柄レベルの選択は難しい
市場平均よりも儲かる銘柄がわかる人もいるらしいが、大半の人には市場平均よりも儲かる銘柄を選択する能力はない。 また、平均の定義から全員が平均に勝つことはできない。 そのため、プロでも市場平均よりも儲かる銘柄を選ぶのは難しく、平均的なアクティブファンドのパフォーマンスは市場平均であるインデックスファンドに劣っている*1。
資産クラス単位でならある程度可能
かなり曖昧な表現で申し訳ないが、要するに長期保有した時の期待リターンがプラスの資産とプラスか怪しい(もしくはゼロ)の資産があるということである。
長期の期待リターンがプラスの資産としては、
- 株式
- 不動産
- 債券
などがある。 株式は企業活動による利益、不動産は家賃(とインフレによる値上がり)、債券は金利*2がリターンの源泉である。
長期の期待リターンがプラスか怪しい資産としては、
あたりである。 いずれの資産にも、株式・不動産・債券のようなはっきりとしたリターンの源泉がない*3。 リターンが得られるとすれば、インフレや需給の変化による値上がりである。
では、どうすればよいか?
銘柄選択は諦め、良い銘柄を選択することはできないと思って行動した方がよい。 具体的には、分散投資をすべきである。
株式に投資するのであれば、インデックスファンドを買うのがベターになる。 前回の話と合わせて積立インデクサーが正当化されたように思えるが、長期的に見てプラスのリターンが期待できる資産は株式だけではない。
という訳で、株式投資だけでいいのか?という話を次回(かもうちょい後に)していこうと思う。