S&P500は月末から月初にかけての6日と中旬の3日だけ持っておけばいいらしい2
こんにちは、悪口と資産運用が大好きな悪口投資家です。
↑でS&P500の傾向を調べた。 今回はS&P500トータルリターン指数*1で同じことを調べてみる。 もし、特定の営業日に配当落ち日が集中しているのであれば、前回と異なる結果になるはずである。
データ
前回同様、ヤフーファイナンスからデータを取得した。 期間は、1988年から2021年3月末までと前回より60年ほど短い。
やっぱり月初1-3営業日は最強だが月初10-12営業日も強い
↑のグラフは月初から数えて1-3営業日・4-6営業日・7-9営業日・10-12営業日にだけS&P500を保有し、それ以外は何もしない場合の累積リターンである。
前回同様、月初1-3営業日が一番強いが、月初10-12営業日も同じくらい強い。
やっぱり月末1-3営業日も強い
↑のグラフは先ほどとは逆に、月末から数えて1-3営業日・4-6営業日・7-9営業日・10-12営業日にだけS&P500を保有し、それ以外は何もしない場合の累積リターンである。
前回は、月末1-3営業日が最も強かったが、今回は月末10-12営業日が一番強い。 ただし、これは配当落ちの影響ではなく、データの期間が変わった影響である。
S&P500ガチホとの比較
前回と同様にS&P500ガチホと比較したのが↑である。 グラフを見ればわかる通り、ガチホと紫はほぼ同じ着地になっており、直近の10年程度はガチホの方がリターンが出ている。
S&P500 | 月初1-3営業日 | +月末1-3営業日 | +月初10-12営業日 | |
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年率リターン | 11.5% | 4.4% | 7.1% | 11.5% |
年率リスク | 18.3% | 7.0% | 9.5% | 12.0% |
リターン÷リスク | 0.6 | 0.6 | 0.7 | 1.0 |
ただし、↑の統計値を見てもわかるように、ガチホよりは当然リスクは低めになっている。
*1:配当再投資したS&P500。