ざっくり言うと資産には債券っぽいやつと株っぽいやつの2種類しかない

こんにちは、悪口と資産運用が大好きな悪口投資家です。

waruguchinvest.hatenablog.com

↑の記事でも少し触れたように、世の中には色々な資産があるが、実は結構相関が高いものも多い。 この記事では、基本的な資産は相関が低い2グループに分けられるということを説明する。

相関係数

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各種インデックスファンドの相関係数行列

↑の図は以前の記事とほぼ同様の相関係数行列である*1。 以前の記事との相違点は、(8資産バランスを省いたことと)先進国債券を為替ヘッジ有・無で2つに分けたことである*2。 為替ヘッジ有は為替レートの変動の影響を受けず、為替ヘッジ無は為替レートの変動の影響を受ける。

図を見ればわかるように、左上2×2とその他で2つのグループに分かれている。 グループ間の相関は比較的低い(白っぽい)が、グループ内の相関は比較的高い(青っぽい)。 非常にざっくり言うと、左上の資産が債券っぽい資産で、右下の資産が株っぽい資産である。

債券っぽい資産

  • 日本債券
  • 先進国債券(為替ヘッジ有)

債券っぽい資産は主に↑の2種類である*3。 債券っぽい資産の特徴としては、株っぽい資産に比べて不況時にパフォーマンスが良いことである*4

株っぽい資産

↑のように株っぽい資産には様々な種類がある。 色々と種類はあるが、共通点としては好況時に調子が良く。不況時に調子が悪いということである。

マンション価格も↑のツイート(画像2枚目)のように、株価と相関が高いようなので、家を買う際には気をつけたい。

その他

債券とも株とも相関が低い資産もあるにはある*6が、長期的にプラスのリターンが期待できるかは怪しい。 分散投資をするのであれば、債券っぽい資産と株っぽい資産の2つに分散するのが無難である。

*1:前回と同じく↓のデータを用いた。 www.smtam.jp

*2:為替ヘッジ有のファンドのデータが2014年頃からしかなかったので、以前の記事よりデータが短くなっている。 期間を変えると具体的な数値は変わるが結論は同じである。

*3:もっとあるかもしれないが思いつかなかった。

*4:インフレに弱いとかもあるがインフレを体験したことがないのでここでは無視する。

*5:社債については債券っぽいものから株っぽいものまである。信用できる企業(三菱商事とか)の社債(投資適格債)は債券っぽく、怪しい企業の社債(ハイイールド債)は株っぽい。

*6:いずれ紹介する。