ざっくり言うと資産には債券っぽいやつと株っぽいやつの2種類しかない
こんにちは、悪口と資産運用が大好きな悪口投資家です。
↑の記事でも少し触れたように、世の中には色々な資産があるが、実は結構相関が高いものも多い。 この記事では、基本的な資産は相関が低い2グループに分けられるということを説明する。
相関係数
↑の図は以前の記事とほぼ同様の相関係数行列である*1。 以前の記事との相違点は、(8資産バランスを省いたことと)先進国債券を為替ヘッジ有・無で2つに分けたことである*2。 為替ヘッジ有は為替レートの変動の影響を受けず、為替ヘッジ無は為替レートの変動の影響を受ける。
図を見ればわかるように、左上2×2とその他で2つのグループに分かれている。 グループ間の相関は比較的低い(白っぽい)が、グループ内の相関は比較的高い(青っぽい)。 非常にざっくり言うと、左上の資産が債券っぽい資産で、右下の資産が株っぽい資産である。
債券っぽい資産
- 日本債券
- 先進国債券(為替ヘッジ有)
債券っぽい資産は主に↑の2種類である*3。 債券っぽい資産の特徴としては、株っぽい資産に比べて不況時にパフォーマンスが良いことである*4。
株っぽい資産
↑のように株っぽい資産には様々な種類がある。 色々と種類はあるが、共通点としては好況時に調子が良く。不況時に調子が悪いということである。
レインズデータから、都心区中古マンション成約単価と在庫件数、日経平均の関係をグラフにしてみた。在庫件数が減ってきたから値上がりかと思ったら、必ずしもそうではなく2012年頃からほぼ一本調子で上昇。一方日経平均との関係は、恐ろしいほどピッタリと一致。遅行もしてない。 pic.twitter.com/GSVoGLe0SO
— 都心マンションツイート (@Poepoe64938368) February 14, 2021
マンション価格も↑のツイート(画像2枚目)のように、株価と相関が高いようなので、家を買う際には気をつけたい。
その他
債券とも株とも相関が低い資産もあるにはある*6が、長期的にプラスのリターンが期待できるかは怪しい。 分散投資をするのであれば、債券っぽい資産と株っぽい資産の2つに分散するのが無難である。